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ライオン株式会社がネイティブ広告配信を含む4社のアドテク企業と提携し、オウンドメディア”Lidea”をスタート!

DMP image

10月23日、広告業界で大きな話題となった取り組みの発表がありました。

家庭用洗剤や歯磨きなどを手がける大手消費材メーカー、ライオン株式会社がオウンドメディア「lidea」の提供を発表。また、ネイティブ広告事業者であるログリー株式会社を含む、アドテク関連4社のパートナーとの連携についても公表がありました。(プレスリリースより)

ネイティブ広告以外にも、DSP事業者である株式会社FreakOut株式会社スケールアウトとの提携のもとディスプレイ広告が配信され、これらの広告配信は株式会社ロックオンが提供するDMPにデータを蓄積・活用(オンライン、オフライン双方)される模様です。

自社研究員によるコンテンツ制作

Lideaのトップ
lidea

ライオンのプレスリリースには以下のようにあります。

『Lidea』では、くらしの中で生じる様々な「疑問」や「関心事」を拾い上げ、ライオン快適生活研究所と「暮らしのマイスター」が中心となって、調査・研究により創出した信頼できる情報を発信いたします。

ライオン社内の”快適生活研究所”に所属する、健康や生活の専門家(暮らしのマイスター)によって製作された「オーラルケア」、「ヘルスケア」、「お洗濯」、「リビングケア」などについての生活情報コンテンツが、スマートフォン向けに配信されます。

ライオンはすでに2011年よりPC向けオウンドメディア「LION快適生活研究所」をオープンし、暮らしに役立つコンテンツを発信していましたが、ユーザーが生活情報をスマートフォンで検索するネット利用形態の変化に対応し、今回新たなメディアを立ち上げる動きに至ったようです。

LION快適生活研究所のトップ
lion kurashi lab

オウンドメディアを支える4社のパートナー

今回のリリースでは4社ものサポートによるオウンドメディア運営体制が発表されました。

DMPによるデータ管理は株式会社ロックオンの「AD EBis」、
広告配信においては、ログリー株式会社による「logly lift」、株式会社FreakOutの「FreakOut DSP」、株式会社スケールアウトの「ScaleOut DSP」が担当しているようです。

株式会社ロックオン – AD EBiS

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ADEbis

2000年に創業、2014年にマザーズ上場を果たした株式会社ロックオンは、広告効果測定サービス”AD EBiS“やリスティング広告マネージメントサービス”THREe“などを提供しています。
今回はAD EBiSをベースとして他社のディスプレイ広告配信サービスや、顧客データ管理システム、レコメンドエンジンシステム、メール配信システムサービスなどと連携し、ユーザー情報の収集から広告、コンテンツ、メールの配信までをワンストップで行うことができる形でDMPをライオンに提供しているようです。

ログリー株式会社 – logly lift

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2006年設立され、ユーザーの行動履歴分析に強みをもつ株式会社ログリーは、ネイティブ広告プラットフォーム”logly lift”、リスティング広告プラットフォーム”newziaコネクト”などを提供しています。
“logly lift”では、メディアのフォーマットに合わせた形でメディアのタイムラインやレコメンド欄に広告が出稿され、表示されるコンテンツはユーザーの興味関心に合わせて最適化されます。

株式会社FreakOut – FreakOut DSP

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2010年に設立され、2014年マザーズ上場を果たした株式会社FreakOutは、リアルタイムビッディング(RTB)と呼ばれる方式でディスプレイ広告を表示するデマンドサイドプラットフォーム(DSP)”FreakOut”を運営しています。広告表示リクエストとともにユーザーのページ閲覧履歴をもとに各広告主が自動的に値段を付け広告を入札し、その時最も高い価格を付けた広告が出稿されるという方式を”RTB”、その自動入札の仲介をするプラットフォームを”DSP”といいます。
株式会社ロックオンのリリースによるとAD EBiSに接続され、プライベートDMPのユーザー情報をもとにRTBがされるようです。

株式会社スケールアウト – ScaleOut DSP

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2006年に設立され、DSPやDMP、またオーディエンス分析やタグ管理などwebサイト運営における全般のサポートを強みに持つ株式会社スケールアウトは、月約1300億インプレッションもの配信先候補をもつ”ScaleOut DSP“を同じくRTB方式で運営しています。

コンテンツマーケティングを支えるDMPデータの活用

今回の動きで何より特徴的な点は、DMP(データマネジメントプラットフォーム)を中心とした広告配信の試みです。

データの活用により、ライオンが管理する複数サイトでのユーザーの会員情報やページ閲覧履歴などのオンラインデータから、TVCMの視聴率や実店舗での商品の販売データなどのオフラインのクラスターデータまでが一元的にDMPで蓄積され、オンライン上での広告配信やメールマガジンの配信をユーザーごとに最適化することが可能になっています。

DMPデータの活用イメージ(参考:Markezine
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※クリックで拡大します

図のように、DMPに蓄積されたユーザーデータをもとに、サイト内での最適なコンテンツのレコメンド、サイト外にて最適なユーザーへのディスプレイ広告配信(DSPを活用)、そしてネイティブ広告の配信が行われる模様です。

また、Lidea以外のブランドサイトから得られるユーザー情報も同プライベートDMP内に統合され、ライオンが発信するコンテンツの質向上にこれらのデータが活用がされるとのことです。

業界を先導するデータ×コンテンツ

DMPデータを収集しながらのオウンドメディア運営、ユーザーの興味関心に合わせたネイティブ広告、ディスプレイ広告の配信など、ライオンの取り組みはwebマーケティングの最先端をゆく取り組みと言えます。

特にオンライン、オフライン上の両方での広告施策に対するユーザーの反応データをDMPに統合して蓄積する試みは、今後のデータに基づいたコンテンツ設計とコンテンツ配信の流れをいっそう強めていくと考えられます。
今後のwebマーケティング業界を取り巻くデータ活用の流れから目が離せません。

ネイティブ広告ネットワークのサムライト

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「webマーケティングの新しいカタチを創る」をミッションに、オウンドメディアの運営、記事コンテンツの制作・編集、ネイティブ広告ネットワークの提供を行っています。